2011年5月8日日曜日

大統領選挙

今年は大統領選挙です。素晴らしい候補者はおりません。与党よりJosé Serra が立候補していますけどあまり国民の支持は得ていないようです。人物としては立派な人ですけど現政府がブラジルの政治情勢、経済、失業、犯罪とたくさんの問題を抱えて、国民の不満があるからです。インフレを止めるために国民の賃金が安く、約60ドルで購買力がなく、その反面税金が高く、金利も高いので競争力もなく、輸出も思うように行かず、破産する会社が増えているのです。しかし、農業は発展していて、アメリカの農産物生産が10%下回り世界市場を引き上げておりブラジルの農業者を潤しております。私は、現大統領が農業者の負債を25年にわたる年月に延ばし、金利も安くしてくれ、8年間誰も止めることの出来なかったインフレを7%に抑えることが出来たのは政治家としてよいと思われるのです。
国はPIBの56%の国内負債を抱え、多くの国家企業を民営化していますけど、70年代の政治家の浪費のツケが現在回ってきたようで、民営化で得た資金が消えてなくなったように考えられるのです。国債に高い利子をつけて現状をしのいでいますので金利が安くなるはずはないと思われる。Lulaは4度目の立候補で、国民の37%の支持を得ていますけど、学識のある人ではなく、政治家よりも労働者のリーダーで、貧しい人々を救うと意気込んでいるけど、政治の世界はそう簡単にはいかない。けれども政治家の汚職を切り取ることが出来ればよいと思われる。ブラジルは教育と、富める者と貧しい者との差を縮めることこそ政治家のなすことだと思われるのです。
もう一人の候補者Ciro Gomesは女優の名前を借り、応援を頼み、経済学者でよく喋り、学識もありますけど北ブラジルの古い政治家と結びついて、ハッタリの議論をもちだして識者から嫌われているようです。このような問題を舵とるよい政治家が出て欲しいのです。
私は貧しい人のことを思うとLulaに入れますけど国の安定を考えるとSerra。❀

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