2011年5月8日日曜日

安昭氏からの手紙  -書簡-

国吉眞市 様
拝啓  秋も深まり紅葉が大変美しい季節を迎えています。国吉家の皆様におかれましては益々お元気にご活躍のことと思います。
 先日は突然にお手紙をいただき、その内容を読んでなるほどと感心しました。漢那家での眞市さんの生い立ちの昔話やブラジル・カンバラのウチナン人の近況など、大変興味深く読ませてもらいました。
 これまでの70年に近い人生において、数々の想い出深い出来事があったことでしょう。それを書き残しておきたいという眞市さんの気持ちがよく分かります。是非ワープロを使いこなし書き続けてください。読むのを楽しみにしています。
 今や世界中のニュースが同時に放送されますので、日本の最近の社会情勢についてもよくご存じのことと思います。なかなか厳しい状況にあります。公務員の給料カットで減給です。就職難でとくに沖縄では中学と高校卒の就職率が全国でも最悪とのことです。明るいニュースが欲しいところですが、私から見ると、日本はそれでもかなり贅沢な生活をしていると思います。
 ところで、ブラジルも経済的に大変困窮しているとのことですが、新大統領が就任すれば、よくなる見込みがあるのでしょうか。是非豊かな国に発展して欲しいですね。
 それでは、眞市さんはじめ、国吉家の皆さん、ブラジルの親戚の皆さんのご多幸とご健康を祈っています。
 お手紙へのお礼にて。
上地安昭 拝
平成14年11月3日

追伸
今朝(11月4日)沖縄の母へ電話をし、眞市さんからの手紙(手記)の内容を話しましたら喜んでいました。
とくに漢那小の古い昔話には興味があるようです。また続きの手記が書けましたら送って下さい。母も本当に元気に毎日楽しく過ごしているようです。
それでは、お元気で

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