2011年5月8日日曜日

農業経営者

私の農業は従業員を使っているので、会社の経営者も同じだと考えている。使用人の生活を保障せねばならず、彼らの健康も考えねばならない。農業も会社同様、資本とその利益を見る必要に迫られる。会社は経営状態が悪化すると資本もなくすることさえある。農業者の資本である土地は作り出すことは出来ないので、まずお金の余っている人は土地に投資するのが一般である。
土と太陽の光によって土地からいろいろな植物が作り出せる。甘い砂糖キビや辛い唐辛子、苦いゴーヤなど違った遺伝子によって生み出させる。また赤い花、青い花、黄色い花、紫の花などさまざまな花を同じ土地から作ることが出来る。このような自然の神秘さに魅せられて農業に専念しているのである。今まで農業は頭脳の優れていない人々が携わってきていると一般的に考えられている。私は職業人としてプロフィショナル的に家族の生活を支えながら、全能力を農業に集中できることに男子として生きがいを感じるのです。
ブラジルではインフレがひどく、今日まで土地は投資の対象とされてきた。現在はインフレも収まり、農産物も安くなり赤字を出すことさえある。そのようなときには資本に対する利益もゼロに等しい。ただ会社経営は自分の会社がうまく利益を上げると、競争相手の別の会社は思わしくない状態に陥るのが常である。商売はみんなが栄えることはありえない。しかし農業は地域が共に栄えることはよくある。その地域の産物の価値が出て、輸出にコストを安く出来るからです。以前の農業経営はハッタリであった。お金を借りて仕事をどんどん広げて莫大な利益を上げた人もあったけど、現在のような農産物の安さと低インフレでは利子を払うことさえ出来ず、土地を手放さねばならない状態になっているのが多い。
安全なる経営は生産向上をはかり、コストを抑える以外にはない。よい品を安く提供することが生き残る道のようだ。前途を早くキャッチして、先駆けて作物を植えねばならない。現在まで大豆や小麦

を生産していましたけど、利益には繋がらない。
ブラジルは世界でも砂糖とアルコール生産はトップを行っている。砂糖はヨーロッパの保護政策が撤去されると自然と輸出され、アルコールは原油高と、自然環境保護に役立つため重要がられていますので砂糖キビを植えることにした。管理も病気や日照りに強いので、経営者としては良いことといえる。

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