2011年5月8日日曜日

二世の職業

日本人の二世はあらゆる職業分野に進出している。まず医者、歯医者、エンジニア、教育者、政治家、連邦議員に6名もおりましたけど現在はただ一人だけパラナから選ばれています。しかも日本人団体を基盤にしてではなく、ある新興宗教団体の支援で当選しており、以前は日系を基盤にアントニオ上野さんが何期も当選していましたが、二世 三世になると自分の職業と関係を持った候補者に入れるようで、あまり日系人との意識を代表していないようです。
先日、ルイス州議員が支援の御礼に来られ話し合いました。その話の中で日系市長の免職が多いことが話題になり、政治家としての何かが欠けているように思われるのです。まず政治家は正直ではまとまらず、裏切ることも日本人は道徳的に許さない。そのような多様性、太っ腹でないと務まらないような気がするのです。
ブラジルの諺に、鉄道線路の上を歩くと汽車に跳ねられる、とあり正直すぎると怪我をするとの意味のように、二世までが日本人の純真さを受け継いでいるようにも取れます。良い例が、上院議員エレナさんがPT*の伝統を政治情勢が変わっているのに頑なに守り続け、ついに政党から除名された例が政治家の多様性が求められます。
道一筋には行かないのが政治家のようで、二世には欠けているように思われるのです。❀

*編者註       PT : Partido Trabalhista (労働党)。現与党。

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