2011年5月8日日曜日

グローバル時代

現在よくグロバリザソンの言葉が使われています。
まず社会そのものが速いスピードで変化しているのです。 特に経済の変化はすばやく、たくさんの資金が世界を駆け回っています。生産に向ける何十倍もの資金が夜昼と動いていると言われています。現にブラジルでも2001年は、銀行が産業界よりもよい利益を上げていることを新聞は伝えています。これは生産する側にとってよいことではありません。生産は工業でも農業でも尊い汗を流して生産するものです。銀行は資本を利益のために会社に売ったり買ったりして、そこに働く人々の生活のことは考慮せず、多くの人々が職を失い、資本のある国は益々栄え、後進国は発展できずにあるのです。大きい会社は益々大きくなり市場を独占して小さい会社の入る余地を阻めてしまいます。これがグロバリザソン反対運動の原因だと考えてよいのではないでしょうか。
私達の地方信用銀行CREDIMILは地域の産業や農業に投資しているので地方の人々は大切に育てて欲しいものです。このように地方銀行は地域の産業を興し、商業を潤し、人々に職を与えてまたお金は銀行に戻ってくるのだと考えてもよいでしょう。
私は今までビッグバンクと地方銀行とを競争の面だけで捕らえていました。しかしグロバリザソンの世の中では、人々の繋がりと社会が破壊されつつあるのを思うとき、地方にある組織を大切に育てたいと思うのです。
2002年8月23日 ❀

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