2011年5月8日日曜日

日本事情

日本のテレビを観ていると高度の文化を維持するために、日本人が死に物狂いで働いていることが判ります。最近一人のサラリーマンがストレスのために倒れて死亡し問題になっている。殆どの日本人が手当もなく残業を繰り返している。これも会社が生き残るためにやるのだと言っているのです。日本は資源が少なく、輸出に頼らねばならないからと思われるのです。
ブラジルではまだゆとりがあり、それほど働かなくても生活を維持して行けるのです。私の娘がアメリカに1年おりましたけど、ブラジルはアメリカの半分稼いでも同じ生活が出来ると語っていました。
日本が70年代に高度の成長を遂げたのも、国がインフラ産業に莫大な国債を発行して、道路や文化施設を施し、これが建築ブームを引き起こしたのだと思われる。そのために銀行に預金がたまり、お金を無法に貸し出し、これが不動産に流れバルブを引き起こしたといわれております。それゆえお金は返せず不良債権が出来、銀行は金が回らなくなり、デフレになったのだということです。
ブラジルは反対にインフレの国で、お金は値打ちが下がり、無理にも資産を買い求め、それ故金利を吊り上げ、次第に物価も上っております。とくに農業部門ですと金利は世界でも特に高く、生産物はだぶつき、値段は上らず莫大な負債を抱えておりました。そのため法律で国が負債を買い取り、25年の期限で安い利子をもって農民を救ったのです。このことは日本でも通用できると思われます。とにかく将来に望みが持て、働く意欲を作り出すことだと思われます。
2000年12月4日

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