2011年5月8日日曜日

値段の予想

作物を植える前から先物の値段を予測して植えるのが常です。中には予測せず、作物を輪作して収穫を上げることに集中する農家もおります。
農家の作る作物、大豆、トーモロコシ、小麦、コーヒーはすべて世界市場の影響を受けます。二、三年前まではトーモロコシと小麦は世界市場の影響は少なかったけど、生産が拡大し輸出するようになりました。作物の国際相場はシカゴとニューヨークそれにロッテルダムによって先取引が行われ、輸出業者や各国のファンドが利益を上げようと加わり、毎日値段が上下しております。国内輸出業者が買い付けるので、農家にとってあらゆる情報が必要です。新聞の穀物の動きに目を通すのも常です。
去年、2004年は狂った年で、アメリカの作物収穫が悪く、市場を持ち上げ、なお中国が大豆を大量に買いにでて市場は最高の値段を維持し、一時53レアルまでしていました。余裕のある人はまだ上ると予測していましたが、その後値は崩れて29レアルになっている状態で、新しい作物の植付けが始まろうとしております。
今までは余裕ある人は作物を売らずに持ち続け、ドルの値上がりとインフレでいつも得をしていましたけど、去年からはドルが安定し、インフレの影響も少なく、予想が外れています。
世の中はよく出来たもので、予想以上に収入があるとどこかで出費が出るのです。私も大豆で余計利益が出た分、自動車をぶっつけ余計な経費が出ております。体を負傷しなかっただけ有難いことと思っております。あまり良いことばかりは不安の元でもあります。
月は満月になると翌日から欠け始めます。これが自然なのです。


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