2011年5月8日日曜日

宗 教

宗教の教えは、小さい時からその環境によって育てられるもので、私のように子供のときから沖縄の祖先崇拝に馴染んできたものには、突然キリストの洗礼を受けても深く入れない点があります。しかし、神により安らぎを得て平和に暮らす、人間が金銭面だけに囚われず神を信じて生きることは、心の安定を保つことが出来るのです。
生命あるものはいつかは死ぬことは当然です。自分も70歳近くになり、一歩一歩死に近づいていることは確かです。しかし別に恐れることはない。私の血は子や孫に受け継がれ、世の中は進歩し、古いものはなくなり、新しいものが残り、ごく自然なことです。私が持ってきた種がブラジルの国で花を咲かせ実を結べば、移住した甲斐はあると思われる。私は日本の文化とブラジルの文化を知ることが出来、このことはかけがえのない喜びで、何とか子供達にも日本の文化を伝えたいと思うのです。
沖縄の祖先崇拝は、親族が年に正月と7月のお盆に集まり、親族の絆を深めることが出来るのです。それ故に沖縄人は兄弟の仲がよく、県人間の結束も強いのです。


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