2012年2月12日日曜日

随筆   母と子

私は二人の孫を母親と一緒に育てる体験をしている。私自身は多くの子「九人」を育てたのですけど、あの頃は生活と時間に余裕がなかったのであまり思い出が残っていない、しかし孫は時間にも余裕が出来、よく成長を観察することが出来た、また。60年近くの結婚生活で夫婦二人だけの生活もした経験がない、いつも誰かが一緒にいて家族のにぎわいを味わっている。孫は二人とも男で、しかもアイの子で私の子とは顔の形も違う、私の九人の子はどこか両親に似ていて姉弟もよく似て他人から見ても私の子だと察しるようです
然し孫はどこも祖父母に似た所がない、それでも月日とともに成長する姿を観ることが出来る、始めは抱くことさえ難しく抱えた事も、少しで、だんだんと首を持つようになり、座り始めて四つん這いで歩き始める、このような人間の成長を観て、なんて人間は成長に手間が係るのだろうと思う、動物ですと生まれてすぐ歩き出すのに、でも、現在母は楽に子育てが出来る、べビー用品で総て間に合う。また予防薬も完璧で誕生日を迎えるまで病院へ行ったことが無い。亦、玩具も多彩で子供の成長「脳」を促している事でしよう。それでも人間の子育ては他の動物と比べて世話をかけて育つのだ、とくに母の愛情無くしては社会に送り出せない、私の娘も一人で子を育て大学までやり、職業人として一人前にして、母と子はまるで姉弟か恋人の様に中が良い、私の母は小学四年で働きに出た、私は高校までで社会人、私の子は大学まで、孫は大学卒業後も外国語かまたは大学院課程を勉強しているようです。現代の社会が必要なのかもしれません、社会構造が複雑で専門の知識が必要なのでしょう。その子に恋人が出来て、いずれ結婚すれば、母はわが子を離さねばならないので、海外への旅行も二人で楽しんでいる、あたかも別れを惜しんでのようだ、母はいずれ公務員も退職して一人になると侘しい思いになるだろうと察する、私夫婦も年を取り傍にいてくれればと思うけど、なんで姉妹が多いのに私だけが親の面倒を見るのかと、意見することも在ると思うので自然のなせるがままにしている。世間を診ると経済的に余裕がある家族は親子孫まで一緒の家庭はまず少ない。日本やブラジルでも農村には仕事状、親子一緒に住む家庭はあっても、都会には少ない、いくら夫婦仲が良くても二人暮らしは、話題も少なく、テレビを相手の暮らしを予想している、今日まで子や孫が多い故か毎日曜日は誰かが一緒にいるので侘しい思いをしたことが無い。いずれ覚悟はしても、年老いての一人暮らしは思っただけでも胸が痛む
2012210日 国吉真一、

0 件のコメント:

コメントを投稿