2013年9月10日火曜日

随筆  人への思いやり

日本人ほど人への思いやりのある民族は見当たらない。
国土が小さい故に、多くの人口が住んで暮らすからなのかも知れない。それとも幕府時代に創りあげた上下関係の規律故か。あの時代の幕府が上司の前でお辞儀をする姿勢は今日までも持ち入れられている。世の中が変わり生活が変わっても礼儀は変わることが無い、人間関係を規則正しく行われるからでしょう。商店に入るとまず定員がいらしゃいませと揃って四十五度頭を下げてお迎えする、新入社員はお辞儀の仕方や言葉遣いから指導を受けるとの事です。どの店でも同じ仕方をしているのはまさに規則のようだ、もし気に入った商品が無ければ何が必要でしたかと問いかける.得られる商品がなければ、何とか次の来場までには揃えますから亦いらしゃいませと見送る。人に迷惑を掛けないように、言葉使いから行動まで気を使って暮らしている。外国人からみて礼儀正しく気持ちよく受け取れる、年寄を敬い、言葉を使い分けて敬語を使って話す。外国語にはみあたらないのです。例えば引っ越し作業会社でも社員は雇い主にその旨を告げて全員頭を下げてよろしくお願いしますと帽子を脱いで頭をさげる。まさに軍人の規律を思い出す、お金を支払う雇い主もまたお願いしますと、頭を下げて仕事にかかる。引越し主の道具は完全に破損が無いように包みものも用意されてつめて運ぶ破損は許されない、会社の信用に関わるからです、移転先でも主婦の指示で置き場所に持っていき一旦終了すると授業員揃ってありがとうございましたと、頭を下げて礼をして引き上げる。その後引っ越し主婦は授業員の活発な仕事ぶりに感激してお礼状とちょっとしたお礼として菓子をさしを配る習わしです。仕事は辛いけど喜ばれることに仕事に対する意義を見つける。このように人間関係が思いやりでなりたっているようです
大企業が成り立つのも授業員に思いやりがあり、不況に陥っても授業員を解雇せず、維持せねば彼らの生活が脅かされるので経営者は常に思いやりを持って成り立つ。また世界市場で競争するには最低のコストで良い製品を造り上げて製品を市場に出しているので、その下請け会社にもある程度の最低価格を要求する、この掟は信用と思いやりでなりたっているようです、
日本の路上生活者でも他人に迷惑がかからないようにひっそりと暮らし、ごみを近辺に捨てることは無く、周辺はきれいに掃除されているブラジルの路上生活者は近辺が汚くて避けて通るのが普通です、その中には勿論教育を受けた人間で本なども読んで家庭を持った人間と変わらず、ただひとり暮らしで他人に迷惑のかからぬようにひっそりと暮らしている、仕事もしているので思いやりの中で人に迷惑がかからぬように暮らいているのです。街を通る人々は他人を見向きもせず、いそいで通る、その点は外国人から見て冷たいともうつる、電車やバスの中では話し合う人はめったにいない、これも他人に迷惑をかけない思いやりのようだ、

終り

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